AWS認定DVA-C02(デベロッパーアソシエイト)とは、AWSを使ってアプリケーションを開発、テスト、デプロイするスキルが問われる試験です。
DVA-C02(デベロッパーアソシエイト)は、CLF(クラウドプラクティショナー)やSAA(ソリューションアーキテクトアソシエイト)よりもマイナーな資格です。
このため、デベロッパーアソシエイト対策の参考書や問題集も少ないです。
あなたは、
試験勉強を開始したけれど合格するために何をすればよいか分からない。
と、困ってはいませんか?
今回は、デベロッパーアソシエイトに合格するための勉強方法とともに、おすすめの参考書や問題集を紹介します。
結論からいえば、DVAに合格するための勉強方法は以下のとおりです。
- CLFかSAA合格レベルの知識が前提
- 知識を身に着けてから問題演習が基本
- 勉強時間の目安は1か月~2か月
また、DVA対策におすすめの参考書と問題集は以下のとおりです。
- 参考書
- 参考書&問題集
この記事を読んで、AWS認定DVA-C02(デベロッパーアソシエイト)合格に向けてやるべきことを掴めるようになりましょう。
AWS認定デベロッパーアソシエイトとは?
AWS認定デベロッパーアソシエイトとは、AWSを使ってアプリケーションを開発、テスト、デプロイするスキルが問われる試験です。
ここでは、AWS認定DVA-C02の試験概要について紹介します。
試験概要
AWS認定 DVA-C02(デベロッパーアソシエイト)の試験概要は、以下のとおりです。
タイトル | 内容 |
---|---|
試験名 | AWS Certified Developer – Associate 試験 |
問題数 | 65問 |
試験時間 | 130分 |
合格基準 | 720/1000 |
試験費用 | 15,000 円 |
受験方法 | オンラインもしくはピアソンVUEテストセンター |
詳細は以下の公式サイトを参照してください。
>>AWS Certified Developer – Associate 試験概要
出題範囲
AWS認定 DVA-C02(デベロッパーアソシエイト)の出題範囲は、以下のとおりです。
分野 | 詳細 | 出題割合 |
---|---|---|
AWS のサービスによる開発 | AWS でホストされているアプリケーション用のコードの開発 AWS Lambda 用のコードの開発 アプリケーション開発でのデータストアの使 | 32% |
セキュリティ | アプリケーションと AWS のサービスの認証および/または認可の実装 AWS サービスを使用した暗号化の実装 アプリケーションコードでの機密データの管理 | 26% |
デプロイ | AWS にデプロイするアプリケーションアーティファクトの準備 開発環境でのアプリケーションのテスト デプロイテストの自動化 AWS CI/CD サービスを使用したコードのデプロイ | 24% |
トラブルシューティングと 最適化 | 根本原因分析の支援 可観測性のためのコードの計測 AWS のサービスと機能を使用したアプリケーションの最適化 | 18% |
詳細は以下の試験ガイドを参照してください。
>> AWS Certified Developer – Associate (DVA-C02) 試験ガイド
難易度は中程度
AWSにはさまざまな認定資格があります。
AWSが定める認定資格は以下の4レベルに分かれています。
- FOUNDATIONAL(6か月の実務経験レベル)
- ASSOCIATE(1年間の実務経験レベル)
- PROFESSIONAL(2年間の実務経験レベル)
- SPECIALTY(セキュリティ、データベース、データ解析といった各分野の専門家レベル)
AWS認定デベロッパーアーキテクトアソシエイトは、アソシエイトレベルの試験になります。
上の表で言えば、下から2番目です。
AWS認定デベロッパーアソシエイトは、AWS認定の中で中程度の難易度の試験になります。
難易度としては、ソリューションアーキテクトアソシエイトと同じぐらいだと覚えておきましょう。
SAAはAWSサービス全体の知識が問われて、DVAは開発に関するサービスの細かい内容が問われる試験です。
デベロッパーアソシエイトを受験する上での前提知識については、このあと紹介するので参考にしてみてください。
2023年2月にDVA-C02に改訂された
AWS認定資格は定期的にバージョンアップされます。
参考書や問題集を選ぶときは、DVA-C02に対応しているものかどうかも確認しておきましょう。
とはいえ、2023年5月現在DVA-C02に対応した参考書や問題集は少ないです。
DVA-C01とDVA-C02の違いはあまりないため、今回はDVA-C01版でもDVA-C02に合格できたというクチコミがあるものを選びました。
DVA-C01とDVA-C02の違いについては、以下の公式サイトを参考にしてください。
>> 更新版の AWS Certified Developer – Associate 試験の登録が開始されました
デベロッパーアソシエイトの勉強方法
ここでは、AWS認定デベロッパーアソシエイトに合格するための勉強方法を紹介します。
勉強方法のポイントは以下の3つです。
- CLFかSAA合格レベルの知識が前提
- 知識を身に着けてから問題演習が基本
- 勉強時間の目安は1か月~2か月
以下ではそれぞれについて紹介します。
CLFかSAA合格レベルの知識が前提
デベロッパーアソシエイト試験は、AWSで開発をするときに利用するサービスについて深い知識が問われる試験です。
クラウドプラクティショナー試験やソリューションアーキテクトアソシエイト試験合格レベルの知識を身に着けてから挑戦するのがおすすめです。
CLFやSAAに合格することで、AWSサービス全体に対する知識やスキルが習得できます。
これらの資格をまだ取得していない人は、以下の記事を参考にチャレンジしてみましょう。
クラウドプラクティショナーの勉強方法については、以下の記事で紹介しています。
>> 【最短合格】AWSクラウドプラクティショナー試験の勉強方法とスケジュール
また、ソリューションアーキテクトアソシエイトの勉強方法は、以下で紹介しています。
>> 【AWS SAA-C03】勉強方法とUdemyおすすめ講座2選!未経験でも一発合格!
CLFやSAAの資格を取得していない人は、まずはこれらの試験に挑戦してみましょう。
知識を身に着けてから問題演習が基本
AWSデベロッパーアソシエイト資格の試験に合格するためには、試験で問われるAWSサービスの知識を習得することが不可欠です。
AWS公式ドキュメントや参考書を使って基礎知識を身に着けたあとに、問題演習をとおして知識を定着させていきましょう。
私のおすすめは自分なりのまとめノートを作ることです。
出題分野ごとに問われるサービスの特徴やポイントをまとめて、知識を整理していきましょう。
勉強方法については、ソリューションアーキテクトアソシエイト対策の記事でも紹介しているので、参考にしてみてください。
勉強時間の目安は1か月~2か月
デベロッパーアソシエイトの合格体験記を参考に、合格者の勉強時間を調べてみました。
デベロッパーアソシエイトに合格するために必要な勉強時間は、約60時間です。
1か月~2か月程度を見込んでおくとよいでしょう。
個人差がありますが、平均的な時間の目安として参考にしてくださいね。
ある程度AWSのサービスを把握している人であれば、1か月~2か月程度の勉強時間で合格できる試験だと押さえておきましょう。
デベロッパーアソシエイト対策の参考書おすすめ3選
ここでは、デベロッパーアソシエイト対策におすすめの参考書を3つ紹介します。
いずれもデベロッパーアソシエイトに問われるサービスの特徴が学べる参考書です。
クチコミを元にしたメリット・デメリットとともに紹介するので、参考にしてみてください。
【書籍】ポケットスタディ AWS認定デベロッパーアソシエイト
「ポケットスタディ AWS認定デベロッパーアソシエイト」は、デベロッパーアソシエイトで問われるサービスの内容を一通り確認するのに適した参考書です。
項目 | 内容 |
---|---|
タイトル | ポケットスタディ AWS認定デベロッパーアソシエイト |
価格 | 2,310円(単行本)、1,871円(kindle版)(※2023年5月時点) |
出版日 | 2021/3/10 |
- 体系的にまとまっていて分かりやすい
- 図解や実際のAWSの画面が豊富で分かりやすい
- 章末には練習問題付き
- 実務でも使えるというクチコミも多数あり実用的
- 試験に合格するためには問題集は別に必要というクチコミもある
「試験に出題されるサービスの知識が身に付いた」というクチコミが多い参考書です。
この参考書で基礎固めをしたあとに別の問題集で理解を深めるといった勉強方法がおすすめです。
デベロッパーアソシエイトに出題される内容を一通り学びたい、という人におすすめの参考書になります。
【Udemy】AWS認定Developer Associate(DVA-C02)試験 対策トレーニング
Udemyとは世界最大のオンラインプラットフォーム学習サイトです。
IT分野から財務、仕事の生産性、自己啓発といったさまざまな分野のオンライン講座を提供しています。
UdemyにはAWS認定対策講座が数多く存在します。
Udemyの「AWS認定Developer Associate(DVA-C02)試験 対策トレーニング」は、ハンズオン付き講座と模擬試験が入ったお得な講座です。
項目 | 内容 |
---|---|
タイトル | AWS認定Developer Associate(DVA-C02)試験 対策トレーニング |
価格 | 5,600円(※2023年6月時点) |
最終更新 | 2023年5月 |
- ハンズオン動画をとおして実際のAWSを操作しながら学べる
- DVA-C02に対応している上に、最新の情報に基づいて講座が作成されている
- AWS認定Developer Associate(DVA-C02)試験の予想問題集付き
- 2023年5月に登録された講座のためクチコミが少ない
DVA-C02の試験範囲についての学習と問題演習をまとめて行いたい人におすすめの講座です。
講座の購入後に講座が削除されても、購入した講座はそのまま使用できます。
いきなり講座がなくなることはないので、安心してくださいね。
2023年6月現在、Udemyに登録されている講座のうち、デベロッパーアソシエイト対策に関するものはこの講座だけです。
試験対策と問題演習ができるお得な講座なので、ぜひチェックしてみてください。
【参考】徹底攻略AWS認定デベロッパー – アソシエイト教科書 徹底攻略シリーズ
「徹底攻略AWS認定デベロッパー – アソシエイト教科書 徹底攻略シリーズ」は、黒本と呼ばれる、AWS認定対策として有名な参考書です。
他のAWS認定対策の参考書も出版されているため、見かけたことがある人も多いでしょう。
デベロッパーアソシエイトの参考書として出てくることが多いので紹介しましたが、情報が古いため、参考情報とさせていただきました。
項目 | 内容 |
---|---|
タイトル | 徹底攻略AWS認定デベロッパー – アソシエイト教科書 徹底攻略シリーズ |
価格 | 3,960円(単行本)、1,871円(kindle版)(※2023年5月時点) |
出版日 | 2022/2/22 |
- 解説が丁寧で分かりやすい
- 章末には練習問題付き
- DVA-C02に対応していない
2023年5月現在、日本語で出版されている参考書はこちらと「ポケットスタディ AWS認定デベロッパーアソシエイト」のみです。
「ポケットスタディ AWS認定デベロッパーアソシエイト」に加えてさらに知識を深掘りしたい人は、こちらの参考書も参考にしてみてください。
デベロッパーアソシエイト対策の問題集おすすめ3選
ここでは、デベロッパーアソシエイト対策の問題集を紹介します。
参考書で試験に問われるサービスを学んだあとは、問題演習をとおして知識を定着させていきましょう。
今回紹介する問題集は以下の2つです。
参考書として紹介したUdemyの「AWS認定Developer Associate(DVA-C02)試験 対策トレーニング」にも模擬試験が1回分ついています。
重複するので問題集としては紹介しませんが、参考書と問題集がセットになったお得な講座なので参考にしてみてくださいね。
【無料】AWS公式が公開しているサンプル問題と模擬試験
デベロッパーアソシエイト対策の問題集として必ず押さえておきたいのが、AWS公式が公開しているサンプル問題と模擬試験です。
AWSが提供している模擬試験で、デベロッパーアソシエイトの試験概要ページから利用できます。
>> AWS Certified Developer – Associate 試験概要
AWS Skill Builder のページで、日本語の模擬試験を検索する方法は、以下の記事を参考にしてください。
AWS WEB問題集で学習しよう
「AWS WEB問題集で学習しよう」は、TechStock社が提供しているAWS認定資格の問題集サイトです。
利用するには無料の会員登録が必要です。
月額料金は以下の2つに分かれています。
※2023年5月現在の情報です。
最新の情報は公式サイトを参考にしてください。
デベロッパーアソシエイト対策だけであれば、4280円のベーシックプランでOKです。
- この問題集だけで合格できたというクチコミも多い
- DVA-C02の合格実績も多い
- 価格が高い
- 期間に応じて受講費がかかる
「AWS WEB問題集で学習しよう」は、短期間で集中して合格を目指したいという人におすすめの問題集です。
AWS認定DVA-C02の勉強方法は?おすすめ参考書・問題集も紹介 まとめ
今回はAWS認定DVA-C02(デベロッパーアソシエイト)の勉強方法や、おすすめの参考書と問題集を紹介しました。
デベロッパーアソシエイトのおすすめ勉強方法は、以下のとおりです。
- CLFかSAA合格レベルの知識が前提
- 知識を身に着けてから問題演習が基本
- 勉強時間の目安は1か月~2か月
前提知識としてAWSサービスの全体像を身に着けた上で、デベロッパーアソシエイトで問われるサービスの知識を習得していきましょう。
デベロッパーアソシエイト対策におすすめの参考書は、「ポケットスタディ AWS認定デベロッパーアソシエイト」です。
また、デベロッパーアソシエイト対策におすすめの参考書&問題集は、Udemyの「AWS認定Developer Associate(DVA-C02)試験 対策トレーニング」です。
参考書を使って試験で問われる内容を把握してから、問題演習をとおして知識を定着させるという勉強方法がおすすめです。
AWSは似たようなサービスがいくつもあり覚えるのが難しいです。
各サービスの違いや特徴を体系立てて整理しておきましょう。
デベロッパーアソシエイトに合格すると、AWSを使ってクラウドベースのアプリケーションを設計、構築、運用するスキルの証明になります。
今回紹介した内容を参考に、合格を目指しましょう。
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