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【2023年7月11日改定】AWS認定SCS-C01とSCS-C02の違いは?参考書や問題集はある?

試験全般
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AWS認定セキュリティ(SCS)とは、AWSのセキュリティに関する知識が問われる資格試験です。

難易度が高い試験ですが、合格すると、AWSを活用してセキュリティが高いサービスを構築できる証明になります。

AWS SCSは2023年7月11日に、SCS-C01からSCS-C02に更新されます。

ぽむ
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試験の更新と聞くと、試験範囲や出題内容が増えるのではないかと不安になりますよね。
SCS-C01の参考書や問題集で、どの程度SCS-C02に対応できるのかも気になります。

この記事では、これからAWS SCSを受験しようとしている人のために、

  • SCS-C01とSCS-C02の違い
  • SCS-C02に対応した参考書や問題集

を紹介します。

結論から言えば、SCS-C01とSCS-C02の違いは以下のとおりです。

  • 「管理とセキュリティガバナンス」の出題分野が追加
  • 出題割合が変更される
  • 出題対象のサービスで増えたのは「Network Access Analyzer」のみ

まだSCS-C02に更新されていないため、現時点(2023年5月)でSCS-C02に対応した参考書や問題集は、AWS公式の模擬試験のみです。

今回は、SCS-C01対応の参考書や問題集についても紹介するので、あわせてチェックしてみてください。

AWS SCS 試験概要

それではまずは、AWS SCS試験について説明します。

AWS SCS(セキュリティ)とは、AWSプラットフォームのセキュリティに関する知識が問われる試験です。

たとえば、以下のような内容が問われます。

  • データの保護方法
  • データを暗号化する方法
  • ユーザ管理やアクセス管理
  • ネットワーク対策を中心としたインフラのセキュリティ強化方法
  • ログ記録とモニタリング
  • インシデントへの対応方法

AWSサービスのセキュリティに関する深い知識が求められる試験のため、難易度は高いです。

AWS認定の難易度は、FOUNDATIONAL(基礎)からPROFESSIONAL(専門知識)まで、4段階に分かれています。

AWS SCSは、最高難度のPROFESSIONAL(専門知識)レベルの試験です。

最低でもアソシエイトレベルの認定試験を取得してから、挑戦するのがおすすめです。

AWS SCSの試験概要は、以下のとおりです。

タイトル内容
試験名AWS Certified Security Specialty 試験
問題数65問
合格基準750/1000
試験費用30,000円(税抜き)
受験方法オンラインもしくはピアソンVUEテストセンター
AWS試験 SCS(セキュリティ)概要
ぽむ
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アソシエイトレベルの試験よりも、試験費用や合格基準が高くなっています。

詳しくは以下の試験ガイドを参考にしてください。

>> AWS 認定セキュリティ 試験概要

SCS-C01とSCS-C02の違いは?

AWSの各認定試験は、定期的に更新されます。

AWS SCSは2023年7月11日に、SCS-C01からSCS-C02に更新されます。

試験を申し込んだときはSCS-C01でも、2023年7月11日以降に試験を受験するとSCS-C02の問題が出題される点に注意しましょう。

ここでは、SCS-C01とSCS-C02の違いについて解説します。

結論から言えば、SCS-C01とSCS-C02の違いは、以下のとおりです。

  • 「管理とセキュリティガバナンス」の出題分野が追加
  • 出題割合が変更される
  • 出題対象のサービスで増えたのは「Network Access Analyzer」のみ

それぞれについて詳しく紹介します。

なお、SCS-C01とSCS-C02の詳細については、以下の試験ガイドを参考にしてください。

>> AWS Certified Security – Specialty (SCS-C01) 試験ガイド

>> AWS Certified Security – Specialty (SCS-C02) 試験ガイド

「管理とセキュリティガバナンス」の出題分野が追加

SCS-C02では、出題分野が追加されます。

SCS-C02では出題分野に「管理とセキュリティガバナンス」が追加されます。

「管理とセキュリティガバナンス」の出題内容は、以下のとおりです。
※SCS-C02の試験ガイドから引用しました。

  • AWS アカウントを一元的にデプロイして管理する戦略を策定する。
  • クラウドリソースのための安全で一貫したデプロイ戦略を実装する。
  • AWS リソースのコンプライアンスを評価する。

AWS上でデプロイしたアプリケーションやリソースの管理に関するスキルが問われる分野だと押さえておきましょう。

ただ、出題対象のサービスは大きく変わりません。

これまでの出題対象となっていたサービスの中で、今回追加された分野に関する機能や特徴がないか再度確認してみましょう。

出題割合が変更される

SCS-C02では出題対象として「管理とセキュリティガバナンス」が追加されると紹介しました。

これにより、各分野の出題割合が変わります。

SCS-C01とSCS-C02の出題割合を、比較しました。

SCS-C01出題割合
SCS-C01 出題分野と出題割合(※参考:SCS-C01試験ガイド)
SCS-C02 出題分野と出題割合(※参考:SCS-C02試験ガイド)

出題割合の違いを整理しました。

出題割合が増えたもの
  • インシデント対応(12%→14%)
  • 管理とセキュリティガバナンス(0%→14%)
出題割合が減ったもの
  • ログ記録(20%→18%)
  • インフラストラクチャのセキュリティ(26%→20%)
  • アイデンティティとアクセス管理(20%→16%)
  • データ保護(22%→18%)

SCS-C02では、管理やインシデント対応について重点的に問われるようになりました。

逆に、インフラストラクチャのセキュリティ対策の出題割合は大きく減っていることにも、注目しておきましょう。

試験対策をするときは、SCS-C02の出題割合を意識して勉強することが大切です。

試験ガイドには求められる知識やスキルが記載されているので、事前に確認しておきましょう。

>> AWS Certified Security – Specialty (SCS-C02) 試験ガイド

出題対象のサービスで増えたのは「Network Access Analyzer」のみ

SCS-C02では、「管理とセキュリティガバナンス」の出題分野が追加されます。

試験に出題されるサービスで増えたのは、「Network Access Analyzer」のみです。

新たに覚えるサービスは少ないという点も覚えておきましょう。

ただ、出題割合の変更により、SCS-C01では問われなかった特徴が問われる可能性があります。

SCS-C01の参考書や問題集を使ってSCS-C02の勉強をするときは、SCS-C02で追加された出題分野に関する特徴がないか確認するのがおすすめです。

SCS-C02に対応した参考書や問題集は?

ここでは、SCS-C02に対応した参考書や問題集を紹介します。

2023年6月現在、SCS-C02に対応した参考書や問題集は以下のとおりです。

  • AWS公式が公開しているサンプル問題と模擬試験
ぽむ
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今後情報が入り次第、随時更新していきます。

AWS公式が公開している模擬試験

SCS-C02対応の問題集として必ず押さえておきたいのが、AWS公式が公開している模擬試験です。

AWS公式が公開している模擬試験は、無料で入手できます。

SCSの合格を目指して勉強している人は、以下よりさっそく利用してみましょう。

>> SCS-C02の模擬試験はこちら

ちなみに、AWSは、AWS Skill Builder というページで、さまざまな資格試験の模擬試験を無料で提供しています。

AWS Skill Builder のページで、日本語の模擬試験を検索する方法は、以下の記事でも紹介しています。

【参考】SCS-C01対応の参考書や問題集

現時点では、SCS-C02に未対応ですが、SCS-C01対策として評判が高い参考書や問題集を紹介します。

SCS-C02対応の参考書や問題集が販売されるまでは、SCS-C01対応のもので勉強を進めましょう。

参考書:要点整理から攻略する『AWS認定 セキュリティ-専門知識』

SCS-C01の参考書として出版されているのは、以下のみです。

この参考書のおかげで合格できた、というクチコミが多数投稿されている参考書です。

こちらの書籍を使って勉学を進め、無事一発で合格することが出来ました。

書籍の中では執筆当時はリリースされたばかりのサービスは範囲外であるもののAWSのセキュリティとしては大事な部分なので記載していると書かれているものが試験範囲改訂に伴いピタリと出ました!共同著者の方々の先見の明に驚きました!これからセキュリティ専門知識を受験される方には必読の一冊ですね!

Amazon販売ページより引用

AWS認定セキュリティ専門知識を受けるために購入しました。

過去にソリューションアーキテクトプロフェッショナルも合格していましたが、それでも知らない有用な知識がこの本にはたくさんあり、とても満足感が高いです。巻末の練習問題文もとても役に立ちました。
全体的に綺麗にまとまっており、図も多くてわかりやすかったです。AWS運用している方はマストだと思います。

Amazon販売ページより引用

SCS-C02では試験対象となるサービスに大きな変更はありません。

試験に出題される内容の知識を習得するのに活用してみましょう。

TechStock:WEB問題集で学習しよう

AWS SCSの問題集として多くの合格実績を出しているのが、「AWS WEB問題集で学習しよう」です。

本番レベルに近い問題演習ができる、と多くの合格体験談にあげられている問題集になります。

Udemy:AWS認定Specialty – Security(SCS-C01)試験 対策トレーニングコース

オンライン学習サイトとして有名なUdemyにも、SCS-C01対策講座があります。

AWS認定Specialty – Security(SCS-C01)試験 対策トレーニングコース」は、2023年4月にリリースされた、比較的新しい講座です。

SCSに出題される内容の学習と、演習問題がセットになったお得な講座です。

Udemyには他のAWS認定対策講座も多数ありますが、SCS対策の日本語講座はこれだけです。

試験対策講座に50問の問題集がついたお得な講座

講座の中にはハンズオン動画も含まれているので、実際の操作イメージを掴んで理解を深めましょう。

【2023年7月11日改定】AWS認定SCS-C01とSCS-C02の違いは?参考書や問題集はある? まとめ

今回は、AWS認定SCS-C01とSCS-C02の違いを紹介しました。

SCS-C01とSCS-C02の違いは、以下のとおりです。

  • 「管理とセキュリティガバナンス」の出題分野が追加
  • 出題割合が変更される
  • 出題対象のサービスで増えたのは「Network Access Analyzer」のみ

また、2023年5月現在で、SCS-C02に対応した問題集は以下のとおりです。

  • AWS公式が公開しているサンプル問題と模擬試験

今はまだ試験が改訂されていないので、SCS-C01の参考書や問題集で学習を進めましょう。

2023年7月11日以降に試験を受験する予定の人は、今回紹介した改定ポイントを参考にSCS-C02の試験範囲にも対応できるようにしておきましょう。

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