最近は、ブログのアクセス解析やSEO対策を気にする人が増えていますよね。
しかし、アクセス解析やSEO対策は、初心者には難しく、どこをどう見ていいか分からず悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
- サーチコンソールは何となく分かるけれど、GA4の見方は全然分からない
- ページやキーワードごとのアクセス数が見たいけれど設定方法が分からない
- そもそも記事を書くのに精一杯でアクセス解析している時間がない
というあなたにおすすめなのが、無料で使えるサイト分析ツール「Anatomy(アナトミー)」です。
アナトミーとは、アクセス解析とSEO分析をまとめたWebサイト分析サービスです。
GA4とサーチコンソールのデータを連携して分析できます。
この記事では、Anatomy(アナトミー)の特徴や機能、メリット、デメリットについて解説します。
SEOやアクセス解析が苦手で悩んでいるあなたは、ぜひ参考にしてみてください。
Anatomy(アナトミー)の特徴
Anatomy(アナトミー)は、アクセス解析とSEO分析をまとめたWebサイト分析サービスです。
ここではアナトミーの主な特徴について紹介します。
アクセス解析とSEO分析をまとめたWebサイト分析サービス
アナトミーは、アクセス解析とSEO分析をまとめたWebサイト分析サービスです。
どちらもブログやサイトをより良いものに改善していくために必要な解析です。
ただ、大量のデータからアクセス解析やSEO分析に必要なデータを抽出して見える化するのは初心者には難易度が高く、なかなか取り組みにくいのではないでしょうか?
これまでアクセス解析やSEO分析に手をつけていなかったというあなたも、アナトミーの分析結果を活用して、サイトの強みや弱み、改善点や課題を見つけてみましょう
GA4とサーチコンソールのデータを連携して分析する
アナトミーは、GA4とサーチコンソールのデータを連携して分析します。
GA4とサーチコンソールは、Googleが提供する無料のサイト分析ツールです。
アナトミーでは、これらのデータを連携して分析することで、より詳細かつ正確なサイト分析が可能になります。
Anatomyを使うとGA4とサーチコンソールを連携してサイト分析できるようになると覚えておきましょう。
無料プランでも機能が充実している
アナトミーは、無料プランでも機能が充実しています。
無料プランでは、以下のことができます。
- ドメイン分析でサイト全体の流入状況を分析できる
- 登録URLでページごとの流入状況を分析できる
- キーワード登録でキーワードごとの流入状況を分析できる
- インデックス登録でページごとのインデックス状況を分析できる
この記事で紹介する機能は、すべて無料プランでも使えるものです。
無料プランでは、分析期間の設定ができないという制限がありますが、それ以外は有料プランと同じ機能を利用できます。
また、無料プランに期間制限はなく永久無料で使えるところも嬉しいポイントです。
無料プランでも、サイト分析に必要なデータを十分に得ることができます。
登録や設定は5分程度で完了するので、まずは無料で始めてみましょう。
Anatomy(アナトミー)の機能
アナトミーは、無料でも利用できるサイト分析ツールです。
無料版でも使えるアナトミーの機能は、以下のとおりです。
- ドメイン分析
- 登録URLによる分析
- 登録キーワードによる分析
- インデックス登録
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
ドメイン分析
ドメイン分析では、過去6か月間におけるサイト全体の流入状況が分かります。
ドメイン分析で分かることは以下のとおりです。
- GA4で設定したイベント・コンバージョンの推移
- ページビュー数と流入数
- 流入数と自然検索による流入数
- 自然検索からの流入の中でもキーワードが特定されているもののクリック数
- 指名検索ワード、目的検索ワードの比率
自分のサイトにアクセスするユーザはどのような傾向があるのか、アクセスしてくれたユーザはサイト内をどのぐらい見てくれているのかを分析できます。
ドメイン分析ではサイト全体のアクセス状況が見られると覚えておきましょう。
登録URLによる分析
登録URLによる分析では、サイト内の特定のページの流入状況が分かります。
登録URLで指定したページの検索エンジンでの表示回数とクリック数の推移が見られます。
登録URLによる分析で分かることは、以下のとおりです。
- 登録URLページのキャプチャ画像
- 登録URLページのクリック数やPV数の週次推移
また、登録URLによる分析ページでは、各ページの詳細レポートも確認できます。
上記の「ページ詳細」ボタンを押すと以下のようなページ詳細レポートが表示されます。
ページ詳細レポートで分かることは、以下のとおりです。
- 対象ページのキャプチャ
- 対象ページのタグ構造
- 検索キーワード一覧(順位・クリック数・表示回数・検索ボリューム)
- クリック数・キーワード数の週次推移
- セッション・流入・PV・ユーザー・エンゲージメントの週次推移
- 流入チャネル別の推移(自然検索、広告、メール、SNS、その他)の週次推移
検索インデックスではこのページに関するキーワード上位20個が確認できます。
思わぬキーワードでアクセスされていることもあるので、確認してみましょう。
詳細レポートでは、検索キーワードによるアクセス数と実際のアクセス数が確認できるので、サーチコンソールとGA4の両方を確認する手間が省けます。
アクセスを伸ばしたいページを登録URLに登録して、狙った通りの集客ができているか確認してみましょう。
登録キーワードによる分析
登録キーワードによる分析では、サイト内の特定のキーワードの流入状況が分かります。
どのキーワードが検索エンジンでのランキング向上に寄与しているか、どのキーワードがトラフィックを生み出しているかなど、SEOに関する重要な情報を手に入れることができます。
これにより、より効果的なキーワード戦略を策定し、サイトの可視性を向上させることができます。
登録キーワードによる分析で分かることは、以下のとおりです。
- 登録キーワード順位の週次推移
- 登録キーワードクリック数の週次推移
- 登録キーワードでHITしているページ詳細へのリンク
ちなみに、登録キーワードによる分析ページからは「キーワード一覧」の詳細が確認できます。
また、登録キーワードに対応するページが「登録URL」に登録されている場合は、先ほど登録URLのところで紹介したページ詳細レポートも確認できます。
「キーワード一覧」を押して表示されるのは、このあと紹介する「検索インデックス」ページです。
登録したキーワードに対応するキーワード一覧と、順位やクリック数の推移が確認できます。
登録キーワードでは部分一致ワードを指定できるので、複数の検索ワードをまとめて管理できます。
検索インデックスページで個々のキーワードの順位やクリック数を確認しましょう。
検索インデックスページの詳細は、このあと紹介します。
検索キーワード分析
検索インデックスページでは、検索キーワードを分析できます。
「キーワード分類(ポートフォリオ)」では、アナトミーが独自にキーワードを分類して集計した結果が表示されます。
キーワードの分類としては、例えば、あなたのサイト名やブランド名を指定した「指名」や、一般的なサービスや固有名詞、動詞を指定した「目的」などに分かれています。
正直にいえば個人で運営しているブログの場合、ほぼ「目的」に分類されます。
分類は自分でも変えられるので、独自にキーワード群を作ってみても良いですね。
キーワード分類の詳細はアナトミーのマニュアルを参照してください。
>> マニュアルで機能の詳細を確認する「キーワードグループ」では、完全一致や部分一致などの条件で指定したキーワード群ごとのクリック数や表示回数の推移を確認できます。
キーワードグループは、登録キーワードで設定します。
キーワードグループをさらに増やしたい場合は、有料版のタイルビュー機能を利用しましょう。
>> 有料版限定のタイルビュー機能の詳細はこちら最後に「キーワード」分析では、キーワードごとの順位、クリック数、表示回数、CTRの推移が確認できます。
キーワード分析画面から登録キーワードにキーワードを登録することもできるので、アクセス数が多いキーワードなどを見つけて登録するという使い方もできます。
無料版では登録キーワード数は最大10個ですが、キーワードを登録するとすぐに分析結果が分かるので、気になるキーワードを見つけたらとりあえず分析してみるのもおすすめです。
Anatomy(アナトミー)のメリット
ここではアナトミーのメリットを紹介します。
私が実際に使ってみて感じたアナトミーのメリットは、以下のとおりです。
- GA4とサーチコンソールのデータをまとめて分析できる
- サイトの状況を分かりやすくグラフで可視化できる
- 無料プランでもページやキーワードを指定した分析ができる
それぞれについて紹介します。
GA4とサーチコンソールのデータをまとめて分析できる
アナトミーは、Google Analytics 4(GA4)とサーチコンソールのデータをまとめて分析できます。
これらのデータは、サイトのアクセス状況や検索順位など、SEOにとって重要な指標ですが、それぞれ別々の画面で見るのは面倒ですよね。
アナトミーにログインして、GA4とサーチコンソールのアカウントを連携するだけで、すぐに分析が始まります。
サイト分析初心者でも、簡単にサイト全体の状況を把握できる点がメリットです。
サイトの状況を分かりやすくグラフで可視化できる
アナトミーは、サイトの状況を分かりやすいグラフで可視化してくれます。
GAやサーチコンソールはデータが多すぎて分析しづらいと思いませんか?
グラフは色分けされており、折れ線グラフによる推移や、円グラフによる割合など視覚的に分かりやすいです。
また、ヘルプチップや用語解説も充実しているので、マニュアルを見なくても直感的に操作できます。
数字だけでは分からないサイトの強みや弱みを一目で把握できる点がメリットです。
無料プランでもページやキーワードを指定した分析ができる
この記事で紹介している機能はすべて無料プランで利用可能なものです。
無料プランでは、サイト全体の分析に加えて、最大10ページと10キーワードの分析が可能です。
URLやキーワードを指定した分析によって、あるページやキーワードの表示回数数や、検索順位、クリック数などを一覧で見ることができます。
特定のページやキーワードの状況を詳しく分析することで、改善点を見つけやすくなります。
アクセスを伸ばしたいページやキーワードを登録して、狙ったとおりに集客できているか確認してみましょう。
分析対象のページやキーワードは随時変更可能なので、そのときの状況に応じて入れ替えて使いましょう。
Anatomy(アナトミー)のデメリット
アナトミーは初心者から上級者まで幅広く使えるサイト分析ツールですが、使う際に注意が必要な点もあります。
私が実際に使ってみて感じたアナトミーのデメリットは以下のとおりです。
- GA4とサーチコンソールの利用が必須
- データの反映は月一もしくは週一のみ
- 無料版では分析期間の設定ができない
それぞれについて紹介します。
GA4とサーチコンソールの利用が必須
アナトミーを活用するには、Google Analytics 4(GA4)とサーチコンソールの利用が必要です。
アナトミーは、GA4とサーチコンソールのデータをまとめて分析します。
GA4やサーチコンソールの設定はやや面倒ですが、サイト運営には必須なので事前に済ませておきましょう。
データの反映は月一もしくは週一のみ
アナトミーのレポートは毎日更新されるわけではありません。
毎日レポートにアクセスしてもデータが更新されるわけではない点に注意しましょう。
>>FAQ:新しいデータはいつ反映されますか?無料版では分析期間の設定ができない
アナトミーの無料プランでは、分析期間を設定できません。
無料版ではドメインレポートは過去半年、登録URLや登録キーワードの分析は過去8週間で固定です。
分析期間を設定したい場合は、月額2,500円~の有料プランを検討してみましょう。
タイルビューでは指定したページに関連するキーワードをさまざまな角度から分析できます。
このように有料版では無料版にはない機能も使えるので、気になる人はチェックしてみましょう。
>> 有料プランの詳細を確認するAnatomy(アナトミー)はこんな人におすすめ
ここまでアナトミーの特徴・メリット・デメリットを紹介してきました。
アナトミーは以下のような人におすすめです。
- サイト分析のために見るべきデータが分からない人
- SEO対策の効果を確認したい人
- 読者の興味や検索傾向を把握したい人
それぞれについて詳しく説明します。
サイト分析のために見るべきデータが分からない人
アナトミーはサイト分析初心者におすすめのサービスです。
サイト分析といっても、どこをどう設定して何を見たらよいか分からなくないですか?
私は特にGA4は全く見れていませんでした。
サイトの状況を把握するためには、さまざまなデータを分析する必要があります。
しかし、データの分析が苦手だと、必要な情報を抽出するのが難しいですよね。
GA4とサーチコンソールのデータを一つの画面で見ることができるので、別々にログインしたり、データをダウンロードしたりする手間が省けます。
また、データの意味や分析の方法を分かりやすく説明してくれるので、サイト分析の知識が少なくても安心です。
アナトミーを活用してあなたのサイトの改善点や、新しいキーワードを発見してみましょう。
SEO対策の効果を確認したい人
アナトミーは、Google Analytics 4(GA4)とサーチコンソールのデータをまとめて確認できるツールです。
サイトのアクセス数や検索順位などの基本的な指標はもちろん、ページごとやキーワードごとのアクセス状況も確認できます。
また、分析結果はグラフで色分けされており、上昇や下降の傾向を一目で把握できます。
アナトミーを使えば、SEO対策の成果や課題を明確にすることができます。
あなたが作ったサイトが狙った通りのキーワードでアクセスされてるか確認したい人は、アナトミーのサイト分析機能を活用してみましょう。
読者の興味や検索傾向を把握したい人
アナトミーは、サイトに訪れた読者が検索したキーワードやクリックしたページなどのデータを分析できます。
アナトミーの検索キーワードによる分析では、キーワードグループごとのアクセス数や、
個々のキーワードごとのアクセス数、表示回数、CTR、クリック数の変動が確認できます。
自分のサイトに関するキーワードすべてに対して分析できるので、かなり便利です。
長期的な順位変動を見れば、コアアプデの影響を受けたかどうかも確認できます。
自分のサイトに訪れる読者の検索傾向を知ることは、コンテンツの充実度向上につながります。
アナトミーを活用して、読者の関心が高いトピックや検索クエリを把握し、それに合わせた魅力的なコンテンツ作りをしていきましょう。
まとめ:Anatomy(アナトミー)でSEO対策の効果を分析しよう
今回は、Anatomy(アナトミー)の特徴や機能、メリット、デメリットを紹介しました。
ポイントをまとめます。
- アナトミーは、アクセス解析とSEO分析をまとめたWebサイト分析サービス
- GA4とサーチコンソールのデータをまとめて分析できる
- 無料プランでもページやキーワードを指定した分析ができる
- サイト分析が苦手な人でもサイトの強み・弱み・改善点がひと目で分かる
アナトミーはサイト分析初心者でも、自分のサイトに訪れる読者の動向が簡単にわかります。
どのコンテンツが人気か、どこでアクセスが集中しているかを知ることで、効果的な改善策を見つけやすくなります。
さらに、ページやキーワードを指定した分析ができるので、サイトの改善点やSEO対策の方向性を見つけることができます。
今、サイトやブログを運営しているあなたは、アナトミーを活用して読者のニーズに応えるサイト作りを始めてみましょう。
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