AWS認定クラウドプラクティショナーとは、AWSの基本的な知識が問われる試験です。

AWSを使えるようになりたい!何から勉強すればよいのだろう?
と悩んでいるあなたは、AWS認定資格を取得するのがおすすめです。
特にクラウドプラクティショナーは、AWS初心者の方におすすめの認定資格になります。
とはいえ、

AWS認定資格と言われると難しそう。
クラウドプラクティショナーの難易度はどのぐらい?
AWS未経験でも合格できるの?
と思いますよね。
そこで今回は、AWS認定クラウドプラクティショナーの難易度や合格率を紹介します。

私は、現役エンジニアで、AWS CLFの1つ上のレベルである、AWS SAAに合格しています。
その他にもIPAの情報処理技術者試験や、AWS系の資格も10個以上保有しています。
今回は現役エンジニアで資格保有者の私が、他のIT資格試験と比べた難易度も紹介します。
また、AWSクラウドプラクティショナーの勉強方法やよくある質問についても紹介するので、クラウドプラクティショナーを受験しようか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の結論は以下のとおりです。
- クラウドプラクティショナーは、AWS認定資格の中で1番簡単な試験
- IT試験全般から見た難易度も低い
- AWSサービスについての知識は必須、AWS未経験の場合は勉強が必要
- 効率よく勉強するなら、Udemyの「試験突破講座」がおすすめ
それぞれの詳細については、記事の中で詳しく紹介します。
クラウドプラクティショナーを受験する前に知っておきたい内容を徹底解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
AWSクラウドプラクティショナー概要
まずは、クラウドプラクティショナーの試験概要について紹介します。
問題数・合格基準・料金・受験方法
AWS認定 CLF-C02(クラウドプラクティショナー)の試験概要は、以下のとおりです。
タイトル | 内容 |
---|---|
試験名 | AWS Certified Cloud Practitioner 試験 |
問題数 | 65問 |
合格基準 | 700/1000 |
料金 | 12,100円(税込み) |
受験方法 | オンラインもしくはピアソンVUEテストセンター |
出題範囲
クラウドプラクティショナーでは、AWSサービスの内容だけではなく、クラウドサービス全般に関する知識も問われます。
主な出題範囲は、以下のとおりです。
分野 | 詳細 | 出題割合 |
---|---|---|
クラウドのコンセプト | AWS クラウドの利点を定義する AWS クラウドの設計原則を特定する AWS クラウドへの移行の利点と戦略を理解する クラウドエコノミクスのコンセプトを理解する | 24% |
セキュリティとコンプライアンス | AWS の責任共有モデルを定義する AWS クラウドのセキュリティ、ガバナンス、およびコンプライアンスのコンセプトを理解する AWS アクセス管理機能を特定する セキュリティのためのコンポーネントとリソースを特定する | 30% |
クラウドテクノロジーとサービス | AWS クラウドでのデプロイと運用方法を定義する AWS のグローバルインフラストラクチャを定義する AWS のコンピューティングサービスを特定する AWS のデータベースサービスを特定する AWS のネットワークサービスを特定する AWS のストレージサービスを特定する AWS の人工知能および機械学習 (AI/ML) サービスと分析サービスを特定する その他の範囲内の AWS サービスカテゴリを特定する | 34% |
請求、料金、およびサポート | AWS の料金モデルを比較する 請求、予算、およびコスト管理のためのリソースを理解する AWS の技術リソースと AWS サポートのオプションを特定する | 12% |
試験の出題範囲や、サンプル問題については、CLFの試験ガイドをチェックしてみてください。
AWSクラウドプラクティショナーの難易度は中の下程度
それでは、本題です。
AWSクラウドプラクティショナーの難易度について、紹介します。

私は、AWS認定以外にも、情報処理技術者試験や他のクラウド認定試験など、10個以上の資格を取得しています。
今回は、他のIT資格試験と比べたクラウドプラクティショナーの難易度も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
AWS認定資格の中での難易度は1番簡単
AWS認定は、レベルと分野に応じてさまざまな資格試験を提供しています。
クラウドプラクティショナーを含めて、合計12個の認定資格があります。
AWS試験は、以下の4つの難易度に分かれています。
難易度 | 名称 | 必要な経験レベル |
---|---|---|
低 | FOUNDATIONAL | 事前の経験は必要ない |
中 | ASSOCIATE | クラウドやオンプレミスでのIT経験があることが望ましい |
高 | PROFESSIONAL | 2年以上のAWSクラウドの経験があることが望ましい |
難 | SPECIALTY | 5年以上の実践的な経験があることが望ましい ※詳細は試験による |
クラウドプラクティショナーの難易度は、FOUNDATIONALです。
AWS認定の中でも1番難易度が低く、AWS初心者や未経験の人におすすめの認定資格です。
AWS認定の難易度については、AWS認定概要を参考にしてください。

AWS認定の中で1番簡単なんだ!
AWSを使ったことがなくても、ちょっと勉強すれば合格できる?
と思ったあなたは要注意です。
試験概要でも紹介したとおり、AWSが提供しているさまざまなサービスについて問われる試験になります。
AWSをまったく使ったことがない人は、ある程度の勉強は必要です。
勉強時間の目安としては、30時間(約1か月)程度は確保しておきましょう。
クラウドプラクティショナーに合格するための勉強時間については、以下の記事でも紹介してます。
IT資格全般から見た難易度も低い、AWSの勉強は必要
AWSクラウドプラクティショナーは、AWS認定の中で1番簡単な試験だと紹介しました。
ここでは、他のIT系の資格と比較したクラウドプラクティショナーの難易度を紹介します。
クラウドプラクティショナーは、IT資格全般から見た難易度も低いレベルに分類されます。

IPAのITパスポートと基本情報技術者試験の間ぐらいの難易度だと思います。
試験で問われるAWSのサービスに関する知識は必要だと覚えておきましょう。

業務である程度AWSを使ったことがある人でも、試験範囲を確認して、試験で問われるすべてのサービスについて知っているか確認してから受験するのがおすすめです。
AWSクラウドプラクティショナーの合格率は公表されていない
AWSクラウドプラクティショナーの難易度が分かったところで、気になる合格率についても解説します。
AWSはAWSクラウドプラクティショナーの合格率を公表していません。
クラウドプラクティショナーも含め、すべてのAWS認定の合格率は公表されていないと覚えておきましょう。
ただ、一般的にはAWSの認定資格の中でも初心者向けの資格であることから、比較的高い合格率を誇ると言われています。

AWS未経験からでも合格できる試験のため、頑張って合格を目指しましょう。
合格ラインは1000点満点中700点
AWSクラウドプラクティショナーの合格ラインは、1000点満点中700点です。
つまり、試験で700点以上を取得すれば合格となります。
出題数65問のうち46問(7割)以上正解しなくても合格できる可能性があります。
とはいえ、試験前の問題演習でどのぐらい得点できていればいいのか分かりにくいですよね。
試験前の問題演習をするときは、合格点となる7割以上、できれば8割程度得点できる状態を目指しましょう。
AWS未経験からの合格実績も多い
AWSクラウドプラクティショナーは、AWSの基礎知識が問われる試験のため、AWS未経験からでも合格できます。

問題集や参考書の評価を見ると、AWS未経験でも合格できた、という人が多くいます。
たとえば、Udemyの「これだけでOK! AWS認定クラウドプラクティショナー試験突破講座」では、講座を活用して勉強することでAWS未経験でも合格できたという評価がいくつも投稿されています。
AWS初心者で予備知識が無い状態で、本コースを中心に勉強し合格することができました。
評価レビューより引用
こちらの講義に加えて、別講座の問題集を解くことで未経験の私でも合格することができました。
評価レビューより引用
AWSクラウドプラクティショナーに合格するためには、AWSの公式ドキュメントやUdemyや参考書を通して、AWSの基礎知識をしっかりと学習することが必要です。
AWS未経験でもコツコツ勉強することで独学で合格できる試験です。
AWSの基礎的な知識をしっかり身に着けて、合格を目指しましょう。
AWSクラウドプラクティショナーに合格するための勉強方法とポイント
ここでは、AWSクラウドプラクティショナー試験に合格するための勉強方法とポイントを紹介します。
AWSクラウドプラクティショナーに合格するためのポイントは以下のとおりです。
- AWSの基礎知識を身に着ける
- 問題集や模擬試験を活用して知識を定着する
それぞれについて、詳しく紹介します。
また、クラウドプラクティショナーの勉強方法については、以下の記事でも解説しています。
AWSの基礎知識を身に着ける
AWSクラウドプラクティショナー試験に合格するためには、AWSの基礎知識をしっかりと身につけることが大切です。
AWSの基礎知識には、以下のような内容が含まれます。
- AWSの主要なサービスとその機能
- AWSのアーキテクチャ
- セキュリティ向上のポイント
- コスト削減方法
AWSは公式ドキュメントや、オンラインコースを無料で公開しています。

AWS公式が提供している教材を使って一つ一つ学んでいく方法もありますが、正直時間がかかります。
その上、英語のドキュメントも多くて分かりにくいです。
おすすめの参考書については以下の記事で紹介しているので、参考にしてみてください。
また、実際にAWSのサービスを使ってみることも勉強法として有効です。
AWSの無料枠を使って、EC2やS3などのサービスを実際に操作してみることで、理解を深めることができます。
オンライン学習教材であるUdemyには、AWSのハンズオン講座も多く用意されています。

AWSを実際に使ってみたいけれど、何をどうしたらよいか分からない
というあなたは、UdemyのAWSハンズオン講座を活用してみましょう。
問題集や模擬試験を活用して知識を定着する
AWSの基礎知識を身に着けたあとは、問題集や模擬試験を活用して知識を定着させましょう。
実際の問題演習をとおして自分で考えて問題を解くことで、AWSサービスに関する理解を深めていきましょう。
また、AWSクラウドプラクティショナーの問題集を活用することで、試験で問われやすいポイントも掴めてきます。
おすすめは、Udemyの【Udemy】この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集です。
本番試験に近い問題が520問も演習できる良問問題集です。
解説も充実しているので、間違えたポイントはしっかり復習できます。
とにかく問題演習がしたいという人は、ぜひ活用してみてください。
AWSクラウドプラクティショナーに関するよくある質問
ここでは、AWSクラウドプラクティショナーに関するよくある質問について、回答します。
クラウドプラクティショナーに合格して意味あるの?
正直に言えば、AWSクラウドプラクティショナーに合格しても意味があるかは、人それぞれです。
ここでは、AWSクラウドプラクティショナーに合格するメリットを紹介します。

難しく考えなくても、単に「AWSが使えるようになりたい」という目的でもOKです。
実際、私はその目的で試験勉強をし、合格して意味があったと思っています。
AWSクラウドプラクティショナーに合格するメリットは、以下のとおりです。
- クラウドコンピューティングの概念やAWSの主要サービスに関する基礎知識が身につく
- AWSのスキル証明になり、AWSを利用する企業や業界での就職や転職に有利になる
- 上位資格を受験するための土台作りができる
- 再試験や他の試験を受験するときに割引が受けられる
AWS認定のメリットは、AWS公式でも紹介されています。
試験の割引情報の詳細などは、公式サイトを参照してください。
クラウドプラクティショナーの有効期限は?
AWSクラウドプラクティショナーは、取得した日から3年間有効です。
詳細はAWS公式サイトを参照してください。
AWSの技術やサービスは日々進化しています。
一度試験に合格した後でも、新しいサービスや機能について学習することで自己研鑽を続けることが重要です。
クラウドプラクティショナーの上位資格は?
クラウドプラクティショナーは、FOUNDATIONALレベルの認定資格です
次のレベルであるASSOCIATEレベルの認定資格としては、以下が挙げられます。
- AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト
- AWS認定デベロッパー – アソシエイト
- AWS認定システムオペレーションズエンジニア – アソシエイト
これらの資格は、AWSに関するより高度な知識を必要とするため、クラウドプラクティショナーを取得した後に目指すことができます。

私はAWS未経験からAWSソリューションアーキテクトアソシエイトに合格できました。
AWSの経験が少なくても、アソシエイトレベルの試験なら十分合格を目指せます。
クラウドプラクティショナーに合格できたら、次のレベルの試験にも積極的にチャレンジしてみましょう。
AWS認定クラウドプラクティショナー(CLF-C02)の難易度・合格率・勉強方法を徹底解説! まとめ
今回は、AWS認定クラウドプラクティショナーの難易度や合格率を紹介しました。
今回紹介した内容は、以下のとおりです。
- クラウドプラクティショナーは、AWS認定資格の中で1番簡単な試験
- IT試験全般から見た難易度も低い
- AWSサービスについての知識は必須、AWS未経験の場合は勉強が必要
- 効率よく勉強するなら、Udemyの「試験突破講座」がおすすめ
クラウドプラクティショナーは、AWS認定の中では1番簡単ですが、AWSに関する知識は必要です。

私もAWS未経験から資格を取得しましたが、やっぱり実際に使ったことがないと、サービスの内容を理解するのが大変でした。
以下の記事では、クラウドプラクティショナーのおすすめ問題集を紹介しています。
AWS未経験から効率よくクラウドプラクティショナーに合格したい人は、ぜひ参考にしてみてください。
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