CompTIA Project+(PK0-005)は、IT業界におけるエントリーレベルのプロジェクトマネジメント資格です。
とはいえ、実際に試験に挑戦しようと思うと、
- CompTIA Project+ってどんな試験?難しいの?
- CompTIA Project+に合格するための勉強方法は?
- CompTIA Project+対策におすすめの参考書や問題集は?
といったことが気になりませんか?
私もCompTIA Project+に受験する際、参考書や問題集が少なく、どう勉強したらよいか分からず悩んでいました。
そこで今回は、CompTIA Project+(PK0-005)の難易度や合格率を紹介します。
私は、現役エンジニアで、CompTIA Project+(PK0-005)に1か月で合格しました。
その他にもIPAの情報処理技術者試験や、AWS系の資格も10個以上保有しています。
今回は現役エンジニアで資格保有者の私が、1か月で合格したときの勉強方法も紹介します。
また、CompTIA Project+のおすすめ参考書・問題集やよくある質問についても紹介するので、CompTIA Project+を受験しようか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
また、CompTIA Project+(PK0-005)おすすめの参考書や問題集は、以下のとおりです。
CompTIA Project+を受験する前に知っておきたい内容を徹底解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
CompTIA Project+(PK0-005) 概要
まずは、CompTIA Project+(PK0-005)の試験概要について紹介します。
問題数・合格基準・料金・受験方法
CompTIA Project+(PK0-005)の試験概要は、以下のとおりです。
参考書や問題集を買うときは最新のPK0-005に対応したものか確認するようにしましょう。
この記事で紹介する教材はすべてPK0-005に対応しています。
タイトル | 内容 |
試験名 | CompTIA Project+ |
問題数 | 90問 |
試験時間 | 90分 |
合格基準 | 710/900 |
料金 | 47,672円(税込み) |
受験方法 | ピアソンVUEテストセンター |
各情報の詳細は以下の公式サイトを参考にしてください。
出題範囲
CompTIA Project+では、プロジェクトマネジメント基礎の知識が問われます。
主な出題範囲は、以下のとおりです。
分野 | 出題割合 |
プロジェクト管理の概念 | 33% |
プロジェクトライフサイクルの段階 | 30% |
ツールと文書化 | 19% |
ITとガバナンスの基本事項 | 18% |
試験の出題範囲や、サンプル問題については、CompTIA Project+の公式サイトをチェックしてみてください。
CompTIA Project+(PK0-005) の難易度
それでは、本題です。
CompTIA Project+の難易度について、紹介します。
私は、CompTIA Project+以外にも、情報処理技術者試験や他のクラウド認定試験など、10個以上の資格を取得しています。
今回は、他のIT資格試験と比べたCompTIA Project+の難易度を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
IT資格全般から見ると難易度は易しい
まず、結論です。
CompTIA Project+は、IT資格全般から見ると難易度は易しい方に分類されます。
個人的な感覚としては、IPAの基本情報技術者試験ぐらいの難易度です。
この記事では、CompTIA Project+に効率的に合格するための勉強方法を紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
不合格体験記は少ないが、試験対策は必須
CompTIA Project+の不合格体験記は少ないものの、不合格だったという人も見かけます。
実は私も700点以上合格のうち710点のギリギリ合格でした。
CompTIA Project+に落ちたという方の不合格体験記をまとめると、以下の点が理由として挙げられていました。
- 勉強時間が取れなかった
- 独特の言い回しが分かりにくかった
- 知らない用語がたくさん出てきて分からなかった
CompTIA Project+に合格するためには、的中率が高い問題集を使って、試験の癖や傾向を掴んでおくことが大切です。
しっかりと対策をしておけば業務未経験でも合格できる試験なので、頑張ってチャレンジしてみましょう。
おすすめの勉強方法や参考書については、このあと紹介します。
試験に一発合格できるか分からないと不安に感じた人に朗報です。
このあと紹介するTACの「Project+(PK0-005)Web模擬試験コース」はリテイクパウチャー付きとなっています。
万が一1回目が不合格でも、追加料金なしで2回目のチャレンジできるお得なチケットになっています。
通常の受験料が47,672円なので、リテイクチケットと問題集が付いて48,800円はかなりお得です。
問題集についてはこのあと紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
CompTIA Project+(PK0-005) の合格率
CompTIA Project+(PK0-005)の難易度が分かったところで、気になる合格率についても解説します。
CompTIA Project+の合格率は公表されていない
CompTIAはCompTIA Project+の合格率を公表していません。
CompTIA Project+も含め、すべてのCompTIA試験の合格率は公表されていないと覚えておきましょう。
私がインターネット上で調べた限りでは、1回目の試験で不合格になった方でも2回目では合格している人が多かったです。
プロジェクトマネージャー未経験でも知識さえあれば合格できる試験なので、頑張って合格を目指しましょう。
合格ラインは900点満点中710点
CompTIA Project+の合格ラインは、900点満点中710点です。
つまり、試験で710点以上を取得すれば合格となります。
900点満点のため、割合にすると78%以上の正解率が必要です。
問題演習をするときは、8割~9割程度の正解率になるまで繰り返し行うとよいでしょう
CompTIA Project+(PK0-005) 合格するための勉強方法
ここでは、CompTIA Project+(PK0-005)に合格するための勉強方法を紹介します。
CompTIA Project+(PK0-005)に合格するための勉強方法は、以下のとおりです。
- (※業務経験がない場合)試験範囲を一通り学習する
- 問題集や模擬試験に取り組む
- 分からない用語を調べて覚える
- 試験範囲をもう一度確認して用語を覚える
CompTIA Project+に合格するための最大のポイントは用語の理解です。
試験に出題されるさまざまな用語の意味をしっかり答えられるようにしておきましょう。
それでは、それぞれについて説明します。
(※業務経験がない場合)試験範囲を学習する
業務経験がない場合、まずは試験範囲を一通り学習するのがおすすめです。
まずは、CompTIAの公式サイトからProject+の試験範囲をダウンロードしましょう。
>> CompTIA Project+(PK0-005)の試験範囲はこちら
プロジェクトのライフサイクル、リスク管理、品質管理など、試験範囲に含まれる全ての領域を網羅することが大切です。
プロジェクト管理に関する参考書なども活用して、試験に出題されるプロジェクト管理の用語や手法を理解しておきましょう。
このあと紹介する「図解入門 よくわかる 最新 PMBOK第7版の活用」も、プロジェクト管理の手法を整理するのにおすすめな参考書なので、ぜひ参考にしてみてください。
問題集や模擬試験に取り組む
試験範囲を一通り学習したあとは、問題集や模擬試験に取り組んで自分の理解度を確認しましょう。
また、実際の試験形式に慣れ親しむことで、試験時間の管理方法を学び、実際の試験におけるプレッシャーに慣れることができます。
おすすめの問題集はこのあと紹介します。
分からない用語を調べて覚える
プロジェクト管理には、特有の専門用語が数多く存在します。
必要に応じて自分で用語集を作って繰り返し学習するのもおすすめです。
試験範囲をもう一度確認して用語を覚える
試験前には、試験範囲をもう一度確認して用語を覚えましょう。
あらためて試験範囲を見て、模擬試験で押さえ切れていない用語がないか確認しましょう。
学習の進捗に合わせて、試験範囲を定期的に見直し、重要な概念や用語を繰り返し復習することが大切です。
繰り返し学習することで、確実に知識を定着させていきましょう。
>> CompTIA Project+(PK0-005)の試験範囲はこちら
CompTIA Project+(PK0-005) おすすめ参考書・問題集
ここでは、CompTIA Project+のおすすめ参考書と問題集を紹介します。
今回紹介する参考書と問題集は以下のとおりです。
すべて最新版のPK0-005に対応しています。
それぞれについて紹介します。
TAC Project+(PK0-005)Web模擬試験コース
CompTIA Project+のおすすめ問題集は、TACの「Project+(PK0-005)Web模擬試験コース」です。
講座名 | Project+(PK0-005)Web模擬試験コース |
受講期間 | 申し込みから2か月間 |
受講内容 | 模擬試験(90問)×2回分 |
受講価格 | ¥6,800(チケットなし) ¥48,800(リテイクチケット付) |
一度不合格になっても無料でもう一度受験できるリテイクチケット付きのコースがおすすめです。
私もTACのWeb模擬試験を利用して1か月で試験に一発合格しました。
- 本試験と類似の問題が多く解説の日本語も分かりやすい
- 間違えた問題をあとからでも見直せるので復習しやすい
- リテイクチケット付きでお得
- 模擬試験は90問を一括で実施するモードしかないので隙間時間に取り組みにくい
- 問題集しかついていないため、基礎知識は必要
ちなみにTACが提供している CompTIA Project+(PK0-005)対策講座には、Web講座付きのコースもあります。
どちらも同じサイトから確認できるので、あなたのスキルレベルに応じて受講する講座を選択しましょう。
Udemy 模擬試験問題集(日本語)
UdemyにもCompTIA Project+対策の講座はいくつかあります。
Udemyのおすすめ講座は「PK0-005対応版 CompTIA Project+ 模擬問題集 」です。
講座名 | PK0-005対応版 CompTIA Project+ 模擬問題集 |
受講期間 | 無期限 |
受講内容 | 模擬試験(90問)×3回分 |
受講価格 | ¥3,000 |
300人以上の受講実績があり、平均評価4.2というベストセラー講座です。
- 本試験と類似の問題が多く試験対策に有効
- これだけで合格できたというクチコミが多い
- 模擬試験は90問を一括で実施するモードしかないので隙間時間に取り組みにくい
- 問題集しかついていないため、基礎知識は必要
Udemyの講座もWeb模擬試験になるのでデメリットはTACと同じです。
試験のパウチャーは不要という人や、TACよりも安い問題集を使いたいという人は、Udemyの講座がおすすめです。
セール期間中は通常価格よりお得に講座を購入できるチャンスです。
セール対象講座になっていないか、さっそくチェックしてみましょう。
Udemy 対策講座&模擬試験問題集(英語)
Udemyには英語の講座も多数あります。
和訳の違和感に慣れておきたいという人は、英語の講座を翻訳して使うのもおすすめです。
Udemyの「CompTIA Project+ (PK0-005) Complete Course & Practice Exam 」は、4,000人以上の受講者で平均評価4.6のベストセラー講座です。
私はブラウザの翻訳機能を使って演習問題だけ取り組みました。
講座名 | CompTIA Project+ (PK0-005) Complete Course & Practice Exam |
受講期間 | 無期限 |
受講内容 | 16.5時間のオンデマンドビデオ 章末ミニテスト 模擬試験(90問)×1回分 |
受講価格 | ¥27,800 |
- 世界中で4,000人以上の受講実績があるベストセラー講座
- ブラウザの翻訳機能を使うことで本試験に似た日本語表現で問題演習できる
- 模擬試験は90問を一括で実施するモードしかないので隙間時間に取り組みにくい
- 日本語に対応していない
他の講座と合わせてもう少し問題演習をしておきたいという人は、英語版の講座も参考にしてみるとよいでしょう。
書籍 図解入門 よくわかる 最新 PMBOK第7版の活用
CompTIA Project+の参考書ではないものの、プロジェクト管理に関する知識を整理するのにおすすめなのが、「図解入門 よくわかる 最新 PMBOK第7版の活用」です。
私は試験範囲とこの参考書を見比べながらプロジェクト管理のやり方について知識を整理しました。
講座名 | 図解入門 よくわかる 最新 PMBOK第7版の活用 |
出版日 | 2023/9/20 |
受講価格 | ¥2,640 |
- PMBOK最新版について分かりやすく整理している
- プロジェクト管理に携わる際のバイブルとして使える
- CompTIA Project+の試験対策本ではないので、試験範囲だけ学習したい人には不向き
PMBOK(Project Management Body of Knowledge)とは、プロジェクト管理の標準化されたガイドラインやベストプラクティスを集めたものです。
アジャイル要素が取り入れられて、章構成もこれまでと変わり、時代の変化を感じさせられました。
「図解入門 よくわかる 最新 PMBOK第7版の活用」は、プロジェクト管理を行う上で知っておきたい知識ややり方を整理できる本です。
これからプロジェクトリーダーを目指す人は、ぜひ活用してみましょう。
1か月で合格!私の合格体験記
ここでは、CompTIA Project+に1か月で合格した私の合格体験記を紹介します。
私はシステムエンジニアとして10年程度の経験はありますが、プロジェクト管理の経験はありません。
ただ、IPAのプロジェクトマネージャーに合格しているため、基礎知識は理解しています。
業務経験はないもののプロジェクト管理に関する用語や手法はある程度理解しているというのが前提です。
1日1時間程度で勉強期間は約1か月でした。勉強時間の内訳についてはのちほど説明します。
私がCompTIA Project+に1か月で合格するまでにやったことや本試験の感想は以下のとおりです。
- TACの模擬試験問題集とUdemyで問題演習
- 試験範囲を見て用語一覧を確認
- 勉強時間は1日1時間程度で合計30時間
- 本試験は日本語が分かりにくくて苦戦した
それぞれについて説明します。
TACの模擬試験問題集とUdemyで問題演習
私が1か月でCompTIA Project+に合格するために使用した参考書と問題集は以下のとおりです。
ほぼTACのWeb模擬試験を中心に取り組み、Udemyの講座は演習問題のみ実施しました。
また、Udemyの英語講座については章末問題と模擬試験のみ実施しました。
こちらは2回程度繰り返しただけで、正解率にはこだわっていません。
知らない用語が出てきたら調べて知識を補完する目的で使用しました。
あとから考えると、翻訳された日本語に慣れるという点でも役に立ちました。
勉強時間は1日1時間程度で合計30時間
私がCompTIA Project+に合格するまでに費やした勉強時間は、約30時間です。
プロジェクト管理に関する知識や手法をある程度理解している場合は、問題演習中心の対策がおすすめです。
試験範囲を見て用語一覧を確認
試験を受験する上で意外と役に立ったのが、公式の試験範囲です。
>> CompTIA Project+(PK0-005)の試験範囲はこちら
用語集のように試験範囲を繰り返し確認することで、知識の整理ができました。
本試験は日本語が分かりにくくて苦戦した
本試験を受験して1番感じたことは、日本語の分かりにくさです。
正直に言えば、TACのWeb模擬試験の日本語の方がずっと分かりやすかったです。
出題傾向としては、TACのWeb模擬試験から6割程度は出題されました。
英語版Udemyの模擬試験に似た問題も数問あったので、いくつかの問題集を組み合わせて対策するとより合格率が上がるともいえます。
試験問題や回答の選択肢は英語と日本語が切り替えられるようになっています。
日本語の和訳が分かりにくいときは、英語を見て内容を確認するのもおすすめです。
CompTIA Project+(PK0-005) に関するよくある質問
ここでは、CompTIA Project+(PK0-005)に関するよくある質問について、回答します。
資格の有効期限はありますか?
CompTIA Project+(PK0-005)には有効期限はありません。
CompTIA Project+には有効期限はなく、一度取得したらずっと使える資格だと覚えておきましょう。
無料パウチャーはありますか?
CompTIA Project+には無料パウチャーはありません。
無料で受験できる模擬試験はありますか?
CompTIA Project+にはCompTIA公式が提供している無料の模擬試験があります。
本試験の難易度や出題傾向を知るには有効です。
無料で受験できるので、本試験を受ける前に一度は取り組んでみることをおすすめします。
まとめ
今回は、CompTIA Project+の難易度・合格率・勉強方法を紹介しました。
今回紹介した内容は以下のとおりです。
- CompTIA Project+の難易度は易しい、ただし試験対策は必須
- CompTIA Project+の合格率は発表されていない
- 勉強方法は、問題集による試験対策が基本
また、CompTIA Project+おすすめの参考書や問題集は以下のとおりです。
CompTIA Project+は、プロジェクト管理に関する業務未経験でも合格できます。
今回紹介した内容を参考に、頑張って合格を目指しましょう。
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