CompTIA Cloud+は、CompTIAが主催する民間資格の一つです。
あまり聞きなれない試験ですが、クラウド系の資格試験として受験する人が多い試験になります。
- CompTIA Cloud+って何?
- CompTIA Cloud+はどんな問題が出るの?
- CompTIA Cloud+の難易度は?
と、分からないことも多いのではないでしょうか?
あまり知られていない試験のため、合格できるか不安になりますよね。
そこで今回は、
CompTIA Cloud+を受験することになったけれど、試験の概要が分からない
と悩んでいるあなたのために、CompTIA Cloud+の概要や難易度について紹介します。
ちなみに私はクラウド未経験からCompTIA Cloud+に合格しています。
クラウドを使ったことがなくても勉強すれば合格できる試験なので、安心してくださいね。
今回は、CompTIA Cloud+資格保持者で現役SEである私の視点から見た試験の難易度を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
結論から言えば、CompTIA Cloud+の難易度は以下のとおりです。
- すでにAWSなどのクラウドサービスを使っている人にとっては、難易度は低い
- 今、クラウドに関する知識がない人にとっては、難易度は中程度
- クラウド未経験でも勉強すれば3か月程度で合格できる
また、最新試験であるCV0-003に対応した参考書や問題集は、以下で紹介しています。
この記事を読んで、CompTIA Cloud+合格へのイメージを掴みましょう。
CompTIA Cloud+ とは?
それではまずは、CompTIA Cloud+の概要について紹介します。
今回紹介するポイントは以下のとおりです。
- 試験の概要
- 受験料
- 受験方法
- 試験範囲
それぞれについて説明します。
試験の概要
CompTIA Cloud+の試験の概要は、以下の通りです。
項目 | 内容 |
試験名 | CompTIA Cloud+(CV0-003) |
試験時間 | 90分 |
問題数 | 最大90問 |
出題形式 | 単一/複数選択、パフォーマンスベーステスト |
合格基準 | 900点満点、750点以上で合格 |
受験料 | \46,284(税込) ※2023年6月時点、一般価格 メンバー割引あり |
有効期限 | 3年間 |
CompTIA Cloud+ の試験概要については、以下の公式サイトを参考にしてみてください。
受験料
試験の概要でも紹介しましたが、CompTIA Cloud+の受験料は以下のとおりです。
税抜き価格 | 消費税 | 税込み価格 |
¥42,076 | ¥4,208 | ¥46,284 |
2022年9月1日より受験料の価格が改訂されています。
CompTIA Cloud+の受験料については、以下に掲載されているので、合わせてチェックしてみてください。
受験方法
CompTIA Cloud+は、ピアソンVUEのテストセンターか、オンライン受験が可能です。
試験の予約方法については、以下のページを参考にしてみてください。
試験範囲
CompTIA Cloud+の試験範囲と出題割合は、以下のとおりです。
項目 | 詳細 | 割合 |
コンフィグレーションとデプロイメント | 与えられたシナリオに基づいて、システム要件を分析し、システム展開ができる、テスト計画、実行ができる、サイジングができる | 24% |
セキュリティ | 与えられたシナリオに基づいて、特定のクラウドインフラストラクチャ要件を満たすセキュリティ設定とコンプライアンスコントロールを適用することができる。 | 16% |
メンテナンス | 与えられたシナリオに基づいて、パッチ適用、バックアップ、ディザスタリカバリを実現することができる | 18% |
マネジメント | 与えられたシナリオに基づいて、異常の有無を判断したり、将来必要とされるクラウドリソースを予測したりするために定義された指標を分析することができる。 | 20% |
トラブルシューティング | 与えられたシナリオに基づいて、展開の際の問題、キャパシティや接続性に関する問題に対して、トラブルシューティングすることができる。 | 22% |
詳しくは以下の公式サイトを参考にしてみてください。
CompTIA Cloud+ の難易度は?
CompTIA Cloud+の概要について分かったところで、CompTIA Cloud+の難易度について紹介します。
CompTIA Cloud+の難易度は、以下のとおりです。
- すでにAWSなどのクラウドサービスを使っている人にとっては、難易度は低い
- 今、クラウドに関する知識がない人にとっては、難易度は中程度
- クラウド未経験でも勉強すれば3か月程度で合格できる
クラウド経験者なら難易度は低い
試験範囲でも説明したとおり、CompTIA Cloud+は、クラウドに関する設計から運用までの知識が問われる試験です。
このため、すでにAWSなどのクラウド技術に触れている人にとっては、難易度は低い試験といえるでしょう。
試験で問われる内容の具体的な例は、以下のとおりです。
- クラウドの使い分けといった、クラウドの基本知識
- 可用性やパフォーマンスを考慮して、適切なリソースを展開する方法
- オンプレからクラウドへの移行方法
- セキュリティを考慮したクラウドの運用方法
- パッチ適用や障害監視などのメンテナンス方法
試験範囲でも紹介した出題範囲や、上記の具体例を見て内容がイメージできる人は、模擬試験や問題演習でCompTIA Cloud+に出題される問題を理解しておくだけで、合格できる試験だといえます。
クラウド未経験なら難易度は中程度
これまでクラウドに触ったことがない人や、先ほど紹介した出題範囲を見てもイメージがわかない人は、クラウドについてイチから勉強する必要があるため、難易度は中程度の試験といえるでしょう。
ちなみに、私は、クラウドを触ったことがない状態からのスタートでした。
今、CompTIA Cloud+の出題範囲を見てもピンと来ないという人でも、クラウドの基礎から勉強すれば合格できる試験なので、安心してくださいね。
おすすめの勉強方法についてはこのあと紹介します。
CompTIA Cloud+の勉強をとおして、業務に活かせるクラウドの知識を身につけましょう。
CompTIA Cloud+の合格率は?
CompTIA Cloud+の難易度が分かったところで、気になる合格率についても解説します。
CompTIA Cloud+の合格率は公表されていない
民間会社が運営するIT系の資格は、合格率を公表しているものは少ないです。
CompTIAは、CompTIA Cloud+の合格率を公表していません。
難易度を判断する指標として合格率は気になるところですが、公表されていないということを押さえておきましょう。
ただ、クラウド初心者向けの資格であることから、比較的高い合格率なのではないかと考えています。
クラウド未経験でも勉強すれば合格できる試験のため、頑張って合格を目指しましょう。
合格ラインは900点満点中750点以上
CompTIA Cloud+の合格ラインは、900点満点中750点です。
つまり、試験で750点以上を取得すれば合格となります。
900点満点のため、割合にすると83%以上の正解率が必要です。
問題演習をするときは、8割~9割程度の正解率になるまで繰り返し行うとよいでしょう。
CompTIA Cloud+ の勉強方法を紹介
ComoTIA Cloud+の概要や難易度が分かったところで、合格に向けた勉強方法も押さえておきましょう。
私はクラウドに関する知識がゼロの状態から、3か月でCompTIA Cloud+に一発合格しました。
私の体験談をもとにした、CompTIA Cloud+の勉強方法は、以下の記事で紹介しています。
また、CompTIA Cloud+対策の参考書や問題集はいくつかあります。
おすすめの参考書や問題集は以下で紹介しているので、参考にしてみてください。
【合格者が解説】CompTIA Cloud+ とは?難易度は? まとめ
今回は、CompTIA Cloud+の概要や、難易度について紹介しました。
クラウドに関する一般的な知識が問われる試験のため、試験の難易度はあなたのスキルレベルによって変わってきます。
今回紹介した、CompTIA Cloud+の難易度は以下のとおりです。
- すでにAWSなどのクラウドサービスを使っている人にとっては、難易度は低い
- 今、クラウドに関する知識がない人にとっては、難易度は中程度
- クラウド未経験でも勉強すれば3か月程度で合格できる
CompTIA Cloud+はクラウド未経験でも合格できる試験です。
私も、クラウドに関する知識がない状態から3か月で合格しました。
これからクラウドサービスを使ってみたいと考えている人にはおすすめの試験のため、ぜひ積極的にチャレンジしてみましょう。
どのクラウドにも活用できる知識が身につくので、CompTIA Cloud+のために勉強した内容は業務で役に立つことが多いです。
マイナーな試験だからと敬遠せずに、ぜひチャレンジてみましょう。
ちなみに、クラウドに関する基礎知識については、以下のUdemyの講座がおすすめです。
CompTIA Cloud+専用の参考書ではなくても、クラウドの知識は学べるのでぜひチェックしてみてください。
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