応用情報技術者試験とは、IPAが主催する情報技術者試験であり、国家資格です。
IT系の企業で働いたことがあるエンジニアなら、試験名は聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。
そんな応用情報技術者試験ですが、合格するとどんなメリットがあるのか気になる人も多いでしょう。
合格してもあまり意味がない資格であれば、わざわざ勉強したくないですよね。
- 応用情報技術者試験に合格したら年収アップにつながる?
- 応用情報技術者試験は持っていても意味がない?
- 応用情報技術者試験に合格するメリットは?
と気になっているあなたのために、今回は、現役エンジニアの私が、応用情報技術者試験と年収の関係について紹介します。
応用情報技術者試験は年収アップにつながる?
いきなりですが、応用情報技術者試験に合格すれば年収があがるかどうか、私の個人的な意見も踏まえて回答します。
率直に言えば、応用情報技術者試験に合格したからといって、すぐに年収アップにつながるわけではありません。
もちろん、企業によっては合格お祝い金として一時金が支給されるところもあります。
また、受験費用や受験のための対策本や対策コースを購入する費用を援助してくれる企業もあります。
こういった福利厚生がある企業で働いている人は、会社の制度を大いに活用しましょう。
ただ、残念ながら、応用情報技術者試験に合格したからといって、次の年から年収アップに繋がる企業は少ないでしょう。
応用情報技術者試験は、持っているだけで年収があがる資格ではないことを覚えておきましょう。
応用情報技術者試験に合格しても意味がない?
応用情報技術者試験に合格してもすぐに年収アップには繋がらないと紹介しました。
それでは、応用情報技術者試験を受験することは意味がないことなのでしょうか。
そんなことはありません。
まず、応用情報技術者試験のために勉強した知識は必ず業務で役に立ちます。
現役のシステムエンジニアとして働く私の例で言えば、
- ホワイトボックステストやブラックボックステストといったテスト手法
- ソート系のアルゴリズム
- リスク管理やスケジュール管理といったプロジェクト管理
- データベース理論
- ネットワーク理論
など、挙げだしたらきりがないほど、応用情報技術者試験のために勉強した内容が実務で役に立っています。
応用情報技術者試験に合格してもすぐに年収アップには繋がらないかもしれませんが、そこで得た知識は業務で役に立つと覚えておきましょう。
また、応用情報技術者試験は年収アップには繋がらないものの、昇給に繋がる企業が多いです。
そしてもちろん昇給すれば年収はあがります。
昇給要件に応用情報技術者試験の合格がある企業が多いことも覚えておくとよいでしょう。
応用情報技術者試験は年収アップにつながる?まとめ
今回は応用情報技術者試験が年収アップにつながるかどうかについて紹介しました。
応用情報技術者試験に合格したからと言ってすぐに年収があがるわけではありません。
しかし、応用情報技術者試験のために勉強したことは業務で役に立つことが多いです。
また、応用情報技術者試験は昇格要件になっている企業も多く、長い目で見たら年収アップにつながります。
IT系の企業でエンジニアとして働く上で、応用情報技術者試験に合格することはメリットが多いことだと覚えておきましょう。
応用情報技術者試験の申込方法や難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
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