仮想通貨取引の損益計算ツールとしては、Gtaxとクリプタクトが有名です。
Gtaxもクリプタクトも機能は似ているので、どちらを使えばよいか悩みますよね。
今回は仮想通貨取引初心者の私が、実際に両方のサービスを利用して比較した結果を紹介します。
私が行っている仮想通貨取引の状況は以下のとおりです。
- 複数の取引所を使って仮想通貨の売買をしている
- メタマスクにイーサリアムを送金してNFTを購入している
- レバレッジ取引やステーキング取引は行っていない
また、Gtaxもクリプタクトも無料プランがありますが、機能には若干の違いがあります。
今回は無料で使える範囲を中心に、Gtaxとクリプタクトを比較します。
私と同じような仮想通貨の取引を行っていて、
無料で使える仮想通貨の損益計算ツールのおすすめが知りたい!
という人は、ぜひ参考にしてみてください。
結論からいえば、無料プランを利用したい人には、Gtaxがおすすめです。
まだGtaxを利用していないという人は、さっそく以下より仮想通貨の損益計算を始めてみましょう。
【共通点】Gtaxとクリプタクトの共通点
Gtaxとクリプタクトの違いを比較する前に、両者の共通点についても紹介します。
Gtaxもクリプタクトも、取引履歴をアップロードするだけで、損益状況を把握できる点は同じです。
両者の共通点は以下のとおりです。
- 無料プランがある
- 国内外70以上の取引所に対応している
- 仮想通貨の取引履歴をアップロードするだけで損益計算ができる
- トータルの損益状況が一目で分かる
それぞれについて詳しく紹介します。
無料プランがある
Gtaxもクリプタクトも、無料プランがあります。
無料プランの範囲であれば永久無料に使えるサービスです。
私は、無料プランで両方使ってみました。
無料プランでも、取引の損益状況を把握するのに十分に使える便利なサービスだと感じました。
料金プランの違いについては、のちほど詳しく説明します。
国内外70以上の取引所に対応している
Gtaxもクリプタクトは、国内外70以上の取引所に対応しています。
多くの取引所に対応しているという点が共通ポイントになります。
Gtaxが対応している取引所・ウォレットの一覧は以下のとおりです。
2022年11月現在、70の取引所・ウォレットに対応しています。
クリプタクトが対応している取引所・ウォレットの一覧は以下のとおりです。
2022年11月現在、73の取引所・ウォレットに対応しています。
ただ、マイナーな取引所を使っている人は、各サービスが対応している取引所か事前にチェックしておきましょう。
仮想通貨の取引履歴をアップロードするだけで損益計算ができる
Gtaxもクリプタクトも、取引所からダウンロードした取引履歴をアップロードするだけで、損益計算してくれます。
取引の詳細について自分で入力する必要がないため、仮想通貨取引初心者でも簡単に使えます。
Gtaxやクリプタクトの使い方については、実際に私が試した内容を記事にしています。
どちらも簡単に使えるサービスなので、ぜひチェックしてみてください。
無料プランでは、Defi取引やNFT売買の集計はできない
Defi取引とは取引所を使わない取引のことです。
Gtaxもクリプタクトも、無料プランでは、取引所を使わない取引の集計はできません。
取引所を使わない取引の集計を行うためには、Gtaxでは年額16,500円~、クリプタクトでは年額55,000円~の有料プランへの加入が必要です。
クリプタクトはGtaxよりも利用料金が高額な分、ウォレットアドレスを入力するだけで取引履歴を自動取り込みする機能があります。
また、Gtaxの場合は、取引履歴の取り込みまでは無料で行えます。
ただ、集計しようとするとエラーになります。
私は、トランザクション取引履歴の見方が分からなかったため、どのような取引として扱われるのか確認するのに便利でした。
手動取込については、以下の記事で解説しているので参考にしてみてください。
トータルの損益状況が一目で分かる
Gtaxもクリプタクトも、トータルの損益状況が一目で分かるようになっています。
複数の仮想通貨や取引所を使った取引をしていても、それらをすべて合わせた損益状況を計算してくれます。
あれこれ取引をしているので、トータルでどんな状況になっているか分からない
という人におすすめのサービスです。
【徹底比較】Gtaxとクリプタクトの違い
それではここからが本題です。
Gtaxとクリプタクトの違いについて紹介します。
仮想通貨取引の損益計算ができる点は同じですが、機能の詳細には若干の違いがあります。
今回は、無料で使える範囲をポイントに両者の違いを比較します。
Gtaxとクリプタクトの違いは、以下のとおりです。
項目 | Gtax | クリプタクト |
料金 | 年間100件まで無料 | 年間50件まで無料 |
手動取込 | 可能 | 無料プランでは不可 |
以下では、上記の表にある各項目と、ポートフォリオの見やすさについて、比較結果を紹介します。
【料金】Gtaxは年間100件、クリプタクトは年間50件まで無料
Gtaxとクリプタクトは、無料で集計できる年間取引数が違います。
Gtaxは年間100件までは無料、100件以上になると有料(年額8,250円~)になります。
クリプタクトは年間50件までは無料、50件以上になると有料(年額8,800円~)になります。
Gtaxの料金プランは、以下のとおりです。
クリプタクトの料金プランは、以下のとおりです。
クリプタクトを無料で利用できるのは、年間取引数50件までです。
月に5回程度の取引を行う人は、年間100件まで無料で利用できるGtaxがおすすめです。
年間取引数300件以上、500件未満の取引の場合を例に説明します。
このとき、Gtaxの利用料金は16,500円、クリプタクトの利用料金は8,800円になります。
自分の年間取引数を確認してから、使用するサービスを選ぶようにしましょう。
【手動取込】Gtaxは無料プランでも可能、クリプタクトは無料プランでは未対応
Gtaxとクリプタクトの無料プランの大きな違いが、手動取込ができるかどうかです。
Gtaxでは無料プランでも共通フォーマットに記載した取引履歴を取り込めます。
クリプタクトの場合は、年額8,800円~の有料プランに加入しないと、カスタムフォーマットの取り込みはできません。
無料プランでは利用できない取引履歴を取り込める点がメリットです。
Gtaxのカスタムフォーマットを使用する方法については、以下の記事を参考にしてください。
【ポートフォリオ】クリプタクトの方が集計項目が多くて見やすい
無料で使える機能の比較とはそれますが、ポートフォリオの見やすさについても比較してみました。
結論から言えば、ポートフォリオはクリプタクトの方が集計項目が多くて分かりやすいです。
Gtaxのポートフォリオの画面イメージは、以下になります。
クリプタクトの画面イメージは、以下です。
どちらも、損益や時価を確認できる点は共通しています。
Gtaxでも「取引結果サマリー」という詳細レポートを出力することで、これらの情報は確認できます。
あなたが確認したい集計項目はどこに表示されているか、しっかり分かるようにしておきましょう。
Gtaxとクリプタクト、おすすめはどっち?
ここまで、Gtaxとクリプタクトを比較してきました。
Gtaxとクリプタクト、どちらも便利そうだけど、どっちがおすすめ?
という疑問にお答えします。
無料プランでなるべく多くの取引を取り込みたい人には、Gtaxがおすすめです。
Gtaxのおすすめポイントは、以下のとおりです。
まだGtaxを利用していないという人は、さっそく以下より仮想通貨の損益計算を始めてみましょう。
クリプタクトは、ウォレットアドレスを登録することでDefi取引を自動で取り込む機能があります。
また、年間取引数によっては、Gtaxよりもお得に使えることもあります。
今回は無料で使える範囲をポイントに比較したため、Gtaxがおすすめという結果になりました。
【仮想通貨取引の確定申告】Gtaxとクリプタクトを比較。おすすめはどっち? まとめ
今回は、仮想通貨の損益計算サービスとしてGtaxとクリプタクトの比較をしてみました。
今回紹介した内容をまとめます。
Gtaxとクリプタクトの共通点は、以下のとおりです。
Gtaxとクリプタクトの違いは、以下のとおりです。
無料プランでなるべく多くの取引を取り込みたい人には、Gtaxがおすすめです。
Gtaxのおすすめポイントは、以下のとおりです。
まだGtaxを利用していないという人は、さっそく仮想通貨の損益計算を始めてみましょう。
また、有料でもよいので機能が豊富なサービスを利用したいという人は、クリプタクトもおすすめです。
クリプタクトのおすすめポイントは以下のとおりです。
私は無料プランでも手動取込ができるというメリットに惹かれてGtaxを選びました。
仮想通貨取引はいろいろなやり取りがあるため、あなたにあったサービスを選びましょう。
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