ネットワークスペシャリストは、IPAが主催する高度情報処理試験の一つです。
ネットワークに関する問題が出題され、合格するとネットワーク設計に関するスキルの証明になります。
- ネットワークスペシャリストの難易度は?
- ネットワークスペシャリストの合格率は?
- ネットワークに関する業務経験がなくても合格できる?
と、気になっているあなたのために、ネットワークスペシャリストの難易度や、業務未経験でも合格できるかどうかについて紹介します。
実際に私はネットワークに関する業務経験がないときに、ネットワークスペシャリストに合格しました。
資格保持者の私の経験談も交えて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
ネットワークスペシャリストの難易度や合格率は?
それではまずはネットワークスペシャリストの難易度について紹介します。
ネットワークスペシャリストは、高度情報処理試験のひとつです。
基本情報技術者試験や応用情報技術者試験よりもレベルが高く、難易度が高い試験になっています。
個人的な感想ですが、ネットワークスペシャリストは、論文がない高度情報処理試験の中では1番難しい試験です。
もっと言えば、正直、論文があるプロジェクトマネージャー試験やシステムアーキテクト試験よりも、ネットワークスペシャリストのほうが難しかったです。
ネットワークスペシャリストの難易度が高い理由は、ネットワーク分野の分かりにくさ、があります。
応用情報技術者試験を受験した人の中には、午後試験のネットワーク分野の問題に苦手意識がある人も多いのではないでしょうか。
ネットワーク分野は、パケット通信の仕組みを理解する必要があります。
ネットワーク経路全体からネットワーク経路のどこに問題があるのか判断することが難しく、難易度が高い分野です。
ネットワークスペシャリストは高度情報処理試験の中でも難易度が高い試験だと覚えておきましょう。
高度情報処理試験のおすすめについては、以下の記事も参考にしてみてください。
また、ネットワークスペシャリストの合格率は、約15%です。
毎回約12,000人程度が受験して、1,800人程度が合格する試験になります。
個人的には高度情報処理試験の中では難易度が高い試験だと感じたのですが、合格率は他の高度情報処理試験と同じぐらいになっています。
ネットワークスペシャリストは高度情報処理試験の中でも難易度が高く、合格率は15%程度の試験だと覚えておきましょう。
ネットワークスペシャリストは業務未経験でも合格できる?
ネットワークスペシャリストは難易度が高く、合格率は約15%だと紹介しました。
それでは、ネットワークスペシャリストはネットワークの業務未経験でも合格できるのでしょうか。
結論から言えば、ネットワークの業務未経験でも合格できますが、ネットワーク業務経験者並みの知識を身に着ける必要があり、ハードルが高いです。
ネットワークスペシャリストを受験するときは、ネットワークに関する基礎知識があったほうがよいと覚えておきましょう。
最近ではAWSなどのクラウドを扱うために、ネットワークの知識は重要になってきています。
ネットワークの基礎知識を身に着けたいという人は、こちらの入門書がおすすめです。
ネットワークスペシャリストはネットワークの業務未経験でも合格できる試験ですが、ネットワークの基礎知識を身に着けてから勉強を始めたほうがよいと覚えておきましょう。
ネットワークスペシャリストの難易度は?業務未経験でも合格できる?合格者が徹底解説します! まとめ
今回はネットワークスペシャリストの難易度や業務未経験でも合格できるかどうかを紹介しました。
ネットワークスペシャリストは難易度が高く、合格率は約15%しかありません。
合格率は他の高度情報処理試験と同じぐらいですが、ネットワーク分野の分かりにくさから、他の高度情報処理試験よりも難易度が高い試験だといえるでしょう。
また、ネットワークスペシャリストはネットワークの業務未経験でも合格できる試験ですが、ネットワークの基礎知識を身に着けてから勉強を始めたほうがよいです。
TCP/IPのネットワークプロトコルについて一通り理解してから、ネットワークスペシャリストの勉強を開始することをおすすめします。
近年ではAWSやAzureといったクラウドを利用するのにも、ネットワークの知識が必要になってきています。
ネットワークの知識は学んでおいて損はないものなので、これを機会にネットワークの世界に一歩足を踏み入れてみましょう。
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